iPad 2 がやってきて 5 日
iPad 2 がファースト iPad です。なので初代 iPad との比較はできないんですが印象を書いてみます。テキストばかりかつ散漫な文章でスミマセン。
購入したのは以下のもの。
- iPad 2 Wi-Fi / White / 32GB
- iPad Smart Cover Orange
- AppleCare Protection Plan for iPad
ハードウェア
薄さにはやはり驚きますね。ごくわずかながら iPhone 4 より薄い中にこの高スペックが凝縮されているのはウソみたい。凝縮されている分、薄さと重さのバランスが脳内でおかしくなるらしく、私は重く感じます。初代よりは軽くなってるんでしょうけど、片手で持ってると徐々に腕がぷるぷるしてきます。女性だと片手持ちはつらそうですね。
液晶について。iPhone 4 の Retina Display を普段から見ていると、やはり粒の粗さは目に付きます。特に大きめの文字の輪郭はぼんやり。それでも私が使っている古い MacBook Pro と比べたら明るさもあって美しく見えます。写真を見るとよくわかるのが発色のよさ。MacBook Pro の iPhoto で眺めている時とまったく写真の印象が変わるのが不思議。
ガラス面には iPhone 4 より指紋がつきやすいようです。仕様によれば同じコーティング処理になってるようなので、ただ単に面積が広いからそう感じるだけかも。
背面は Apple 伝統のアルミニウムの表面処理。ベタつくことなくひんやりとしています。今回ユニボディ化されているということで、たわみも感じられず安心感があります。
ハードウェアスイッチはぜんぶで 4 つ。電源ボタン、ミュートスイッチ、音量調節ボタン、ホームボタン。どのスイッチもあそびがなくカッチリとしたクリック感。ホームボタンについてはクリック感が iPhone 4 より軽くて押しやすく感じました。
バッテリーの持続時間については未検証。使っててもあまり減らないですね。ちょっと困るのが Mac との同期で USB ポートに接続しても充電ができないこと。iPhone だと同期した後にほっとけば充電されるので便利ですが、iPad ではそうもいかずちょっと面倒。
最後に動作速度。ついこないだまで iPhone 3G を使っていた身としては iPhone 4 でも圧倒的にサクサクなのですが、さらに上をいくサクサク感。アプリケーションの起動が速いのはもちろん、アプリケーション内でのスクロールの速さは自分の目と脳がついて行けないほど。ホーム画面のスクロールもビュンビュン快適です(画面の広さと加速度処理にだまされている可能性もあり)。メモリ容量はたしか iPhone 4 と同じだったかと思うのですが、iPhone 4 と異なりたくさんのアプリケーションを起動した状態でもストレスを感じることはないです。
アプリケーション
純正以外のアプリケーションはまだあまり試せてません。同じアプリケーションでも iPhone とのハイブリッドではない場合、iPad 版は高価になってることが多いですね。有料アプリケーションの利用に二の足を踏んでしまいそう。
純正アプリケーションで印象的なのは画面の広さが有効に使われたユーザーインターフェイス。快適です。まぁ、どれもこれも快適に感じるのは CPU の処理能力とメモリ空間の恩恵が大きいんだろうなと思います。
カレンダーや連絡先、メモアプリケーションの UI は、現実のツールに似たメタファを使いつつもデジタルツールならではの利便性が融合されていて Mac OS X Lion での Mac OS へのフィードバックが待ち遠しいです。ランドスケープモードの場合のメモや設定の左右二分割 UI はかつての System 6 のころのコントロールパネルを思い出させますね。
ところで、ビデオアプリケーションはサムネイルをクリックしたらまずムービーの情報が表示されますが、すぐに再生してくれる方が嬉しい。
最後にソフトウェアキーボード。これがぜんぜん慣れない。現状タッチタイプどころか必殺二本指打法になってしまってます。徐々に慣れてくるもんでしょうか。3 ヶ月使ってダメだったらキーボードでも買おうかと思います。
Smart Cover
ポリウレタン製のオレンジです。まだ革製のものに触れたことがないのですが、ポリウレタン製でも表面の感触はよいです。スムースな表面処理になっていてベタつかずさらさら。手あかがつくような心配も無用そう。裏面がクリーナー素材になってるというハナシですが、どうやって拭けばいいのやらよくわかりません。
マグネットによる本体との接続は不思議に感じるほどぴったり。これなんでずれないのかな。マグネットの磁力と位置でうまいことコントロールされてるみたいです。わざと縦方向にずらしてつけてみても正しい位置につけた時ほどの吸着力は発揮していません。
日本人にとっては特に風呂のフタと揶揄されるぐらいデザイン的な新しさは感じないですが、用途を満たすために考えられたデザインというのは人を感心させ、これ以外のデザインなんてあり得ないとさえ思わせてくれますね。
まとめ
2011/04/28 に購入してもう 5 日。今日初めてソファに座ったり寝ころんだりしながら使ってみました。ソファで iPhone を使う時とも、机上の PC を使う時とも違う、なんともリラックスした状態で使えるアイテムですね。
iPhone とはぜんぜん違うんだなということを日に日に感じます。実際に使ってみるまでは「大きくなった iPhone」という先入観がだいぶありました。そもそも Apple もそう言ってるし、初代 iPad を使っている人からも iPhone とは別物だという話を聞いていましたが、ステレオタイプというものはなかなか心から離れてくれないものです。百聞は一見に如かず的な。
iPad 2 を買った理由は Web ブラウズさえストレスを感じるようになってきた MacBook Pro から少しでも開放されたいため。ちょっと調べ物をしたい時でも、スリープから復帰させて Safari か Firefox が使えるまでに何分も待たされる状況から抜け出したい。それだけでもすでに目的は果たせてるわけです。おまけにカレンダーアプリで Google Calendar を妻と共用できたり、ピクチャフレームモードでフォトフレーム代わりに使えたりとだいぶ満足度高いです。今後アプリケーションを増やしていけばさらに有効に使っていけるんじゃないかとちょう期待してます。